発生したワーニング
久々に Node.js のバージョンを新しくして npm や npx を実行してみたところ、WARN が発生するようになっていました。
npm WARN config init.author.name Use `--init-author-name` instead.
npm WARN config init.author.email Use `--init-author-email` instead.
これは init.author.name
や init.author.email
の代わりに --init-author-name
や --init-author-email
を使ってください、というメッセージです。
環境が壊れてしまったかのように思えたのですが、調べてみると npm
をアップグレードした影響によるものだということがわかりました。
いや、わかりにくい! 「Use」が文章の始まりなんですね。コロンでも入れてくれないと、読めない人/気付けない人には翻訳できませんよ…。
実行環境
- Windows 11
- Node.js を 20.9 に更新
npm
を 8.x から 10.1 に更新
設定ファイルの修正方法
まず、次のコマンドで設定ファイルの場所を確認します。
npm config ls
すると、 init.author.name
や init.author.email
が設定されているファイルの場所がわかります。
; "builtin" config from C:\Program Files\nodejs\node_modules\npm\npmrc
prefix = "C:\\Users\\username\\AppData\\Roaming\\npm"
; "user" config from C:\Users\username\.npmrc
init.author.name = "user@example.com"
init.author.email = "Your Name"
(以下略)
上記の場合は C:\Users\username\.npmrc
にあるということがわかるので、テキストエディタで C:\Users\username\.npmrc
を開き、次の例のように修正します。
--init-author-name=Your Name
--init-author-email=user@example.com
ご覧通り、init.author.name
を --init-author-name
にしてinit.author.email
を --init-author-email
に書き換えています。
これで npm
コマンドを実行しても、ワーニングメッセージが出力されなくなるはずです。
npm config ls
以上、この情報がお役に立てれば幸いです。